仮想机上の紙片溜まり

なにか書くよ 推敲はしないと思うよ たまに技術系の話をしたときは論拠に乏しくてかなり怪しいよ

おねショタ即興SF午前二時

鏡に映る僕は姉だ。その姉が口の端を震わせてこう言った。 「ねぇみやちゃん、弟がね?みやちゃんのこと好きなんだって」 僕はその唇が、舌が言葉を発するのを自覚し、また耳で確かに聞いた。けれど、僕はその一切を止めることはかなわず、口の端の震えが意…

鳥人間

狂気の航空力学と 冷たい湖底への片道切符 暗い炭坑より白い空へ 鳥は飛び立つ 栄冠は誰の手に 栄冠は誰の手に 切り立った湖岸には狂気があった。薄汚れた大勢の坑夫が、巻貝のような螺旋や、蝙蝠の翼のような帆を纏った珍妙な出立ちで、しかし眼だけは炯々…